Ruby/Ruby on Rails/step by step のバックアップ(No.7)

Ruby/Ruby on Rails

Ruby on Railsで繰り返し操作して覚えたい事柄をstepとして整理しました。

step01 InstantRailsの起動とirb
step02 プロジェクトの新規作成
step03 Mongrel webサーバの起動
step04 Aptana Studio RadRails
- UTF-8に初期設定
- Railsプロジェクトのインポート
step05 データベース設定
- config\database.ymlを開いて、必要な情報を入力
- MySQLの既定の文字コードをUTF-8に設定
step06 データベース作成
- sqlコマンドで作成する方法
- rakeタスクで作成する方法
step07 migrationによるテーブル作成
step08 scaffoldによりモデルおよびモデルにアクセスする足場のページを作成
step09 モデルへの検証処理追加
step10 月選択のフォームを英語から数字に変更
step11 インストールされたgemのAPIドキュメント参照
step12 Ruby-GetTextのインストール
step13 Ruby-GetTextを利用するようプロジェクトに設定

step01 InstantRailsの起動とirb

C:\InstantRails\InstantRails.exeをダブルクリックして起動します。

DOSプロンプト画面を開き、irbで操作してみます。
[Iのアイコン] - [Rails Applications] - [Open Ruby Console Window]

各コマンドの意味

cmd /f:o	ctrl+fでのファイル名補完を有効とします
ruby -v	rubyのバージョンを表示します
irb -ribr/completion	補完機能有りでirbを起動します
pu[tab]	途中でtabキーを押すと補完が効きます
puts "Hello World!"	ruby文を打つとすぐに実行されます
exit	irbを終了します

よく使う操作をrails_apps直下のバッチファイルにしました。

setenv.bat	cmd /f:o
irb.bat	C:\InstantRails\ruby\bin\irb -rirb/completion

step02 プロジェクトの新規作成

InstantRailsからDOSプロンプトを開く
カレントフォルダはC:\InstantRails\rails_appsとなります。
rails プロジェクト名でプロジェクトを新規作成
cd プロジェクト名でプロジェクトフォルダに移動
以降の操作はプロジェクトフォルダで行います。

step03 Mongrel webサーバの起動

プロジェクトフォルダでruby script\serverを実行してMongrel webサーバを起動
ctrl+cキーで中断できます。
http://127.0.0.1:3000/をブラウザで開くと、プロジェクトのWebページが見られます。

step04 Aptana Studio RadRails

UTF-8に初期設定

Aptana Studioを起動
文字コードをUTF-8に初期設定
[Window] - [Preferences] - [General] - [Workspace] - [Text file encoding]をUTF-8で設定に設定します。

Railsプロジェクトのインポート

[File] - [Import] - [Other] - [Import As New Project] - [Next]
プロジェクトフォルダを設定
そのままFinish

step05 データベース設定

config\database.ymlを開いて、必要な情報を入力

development:
  adapter: mysql
  database: プロジェクト名_development
  username: root
  password:
  host: localhost

test:
  adapter: mysql
  database: プロジェクト名_test
  username: root
  password:
  host: localhost

production:
  adapter: mysql
  database: プロジェクト名_production
  username: root
  password: 
  host: localhost

MySQLの既定の文字コードをUTF-8に設定

[Instant Rails] - [Iアイコン] - [Configure] - [MySql]でmy.iniを開く

末尾に次の２行を追加

default-character-set=utf8
skip-character-set-client-handshake

step06 データベース作成

sqlコマンドで作成する方法

phpMyAdmin起動 [Instant Rails] - [Iアイコン] - [Configure] - [Database(via PhpMyAdmin)]
SQLアイコンをクリック
create database プロジェクト名_development default charset utf8;
削除するときはphpMyAdminを使用
環境を変えたDBを作成するときは、コマンドのデータベース名を変更

rakeタスクで作成する方法

lib\tasks\setup_db.rakeファイルを作成

env = ENV['RAILS_ENV'] || 'development'
database = "プロジェクト名_#{env}"

task :connect_db => [:environment] do
  ActiveRecord::Base.establish_connection(
    :adapter => 'mysql',
    :host => 'localhost',
    :username => 'root',
    :database => 'mysql'
   )
end

task :setup_db => [:connect_db] do
  ActiveRecord::Schema.define do
    create_database database
  end
end

task :destroy_db => [:connect_db] do
  ActiveRecord::Schema.define do
    drop_database database
  end
end

プロジェクトフォルダで「rake setup_db」
削除するときは「rake destroy_db」
環境を変えたDBを作成するときは「rake RAILS_ENV=production setup_db」

step07 migrationによるテーブル作成

ruby script\generate migration create_memos_table

db\migrate\001_create_memos_table.rbを編集（数字は変わる場合があります）

class CreateTable < ActiveRecord::Migration
  def self.up
    create_table :memos do |t|
      t.column :created_at, :datetime
      t.column :text, :string, :limit => 255
      t.column :location, :string, :limit => 64
    end
  end

  def self.down
    drop_table :memos
  end
end

「rake db:migrate」でマイグレートを実行

step08 scaffoldによりモデルおよびモデルにアクセスする足場のページを作成

プロジェクトルートで次のコマンドを入力

ruby script\generate scaffold モデル名
※モデル名はアッパーキャメルの単数形です

例えば「ruby script\generate scaffold Memo」とした場合、次のページが作成されます

http://127.0.0.1:3000/memos/list ... 一覧
http://127.0.0.1:3000/memos/new ... 作成
http://127.0.0.1:3000/memos/show/id ... 表示
http://127.0.0.1:3000/memos/edit/id ... 更新
http://127.0.0.1:3000/memos/destroy/id ... 削除

※コントローラーがmemos、アクションがlist, new, show, edit, destroyとなります

次のファイルが作られます。

app\models\memo.rb ... モデル
app\controllers\memos_controller.rb ... コントローラー
app\views\layouts\memos.rhtml ... Webアプリ全体のビュー
app\views\memos\edit.rhtml ... editアクションのビュー（編集のビュー）
...

step09 モデルへの検証処理追加

モデルに検証メソッドを追加します。
app\models\memo.rb

class Memo < ActiveRecord::Base
  validates_presence_of :text, :location
  validates_length_of :location, :maximum => 256
  validates_length_of :フィールド名, :within 6..12
end

最後の例は6文字以上12文字以下です。
ドットを３っつとすると「未満」となります。

step10 月選択のフォームを英語から数字に変更

app\views\memos\_form.rhtml

...
<%= datetime_select 'memo', 'created_at', :use_month_numbers => true %></p>
...

_form.rhtmlから「created_at」の表示を丸ごと削除すると、自動的にデータ作成日時が設定されます。

step11 インストールされたgemのAPIドキュメント参照

DOSプロンプトからgem_serverと入力
ブラウザで次のurlを開く
http://127.0.0.1:8808/
例えば検証で用いるメソッドは次のAPIを参照します。
[activerecord rdoc] - [ActiveRecord::Validations::ClassMethods]

step12 Ruby-GetTextのインストール

Instant Railsを起動し、そこからDOSプロンプトを開きます。
『gettext-1.10.0-mswin32.gem』を入手
コマンドを入力してインストール
```
gem install C:\tmp\gettext-1.10.0-mswin32.gem
```
備考：
- 「gem install gettext」と入力して、オンライン取得したメニューから選択するインストール方法もあるそうですが、なぜか「GemNotFoundException」となりインストールできませんでした。
- これより新しいバージョンのRuby-GetTextはRails 2.0のみ対応です
- インストール先：C:\InstantRails\ruby\lib\ruby\gems\1.8\gems\gettext-1.10.0-mswin32
GNU GetTextをインストール
『ruby-gnome2-0.16.0-1-i386-mswin32.exe』を入手してインストールします。
インストール先：C:\InstantRails\ruby\Ruby-GNOME2
Instant Railsを再起動

step13 Ruby-GetTextを利用するようプロジェクトに設定

『gettext.rake』をlib\tasksにコピー
script\serverコマンドを実行中のときはctrl+cキーで停止
configフォルダ内のファイルを変更するときは再起動が必要なためです。
プロジェクトフォルダで「rake init_gettext」を実行
元に戻すときは「rake void_gettext」を実行
ruby script\serverでWebサーバ再起動